フォルクスワーゲン ヴァナゴンのオイル交換を手伝いに行ってみた
N君という男
N君は新卒で入った会社の同期の中で今も付き合いのある数少ない友人である。お互い独身の頃は同じ部署で働いており、また家も近かったため毎日のように飲み歩いていた。先日の記事で紹介したナゾチュウは、N君とよく行っていた店である。
最近は職場も変わり、N君には子供もできたためひと頃より会うこと自体少なくなってきたが、できるだけ機会を作って会うことにしている。
そんなN君から車のオイル交換を自分でやるからブログのネタにしたらというお誘いを受けたので、昨日N君の家まで行ってきた。
フォルクスワーゲン ヴァナゴン
彼の家は郊外にあり、駅から家までにキャベツ畑が広がるところである。
そんな緑に囲まれた場所に住んでいる彼の車は1996年式のフォルクスワーゲン ヴァナゴン)(以下、ヴァナゴン)であった。
車の詳しいことにご興味のある方はリンクをたどっていただきたい。
何度か乗せてもらったがはっきりいって商用車である。日本車で言えばハイエースとかと同じカテゴリーに入る。
内装もドイツ車らしく無骨で特に色気がある車ではない。
しかしながら、この種の車はその無骨な車を色々と手間をかけて自分の好みに仕上げていくのが楽しいらしい。
N君のヴァナゴンも最初に乗せてもらったときに比べて、後席にタオルケットが敷かれるようになったり、カーテンが掛けられるようになったりと段々進化している。
また、車用のベッド(マットレス?)も購入し息子と二人で車中泊にチャレンジしたとのことである。子供はそういうの大好きなので盛り上がったに違いない。
オイル交換
N君がオイル交換するために用意したもの
左は古いオイルを抜いた後に入れる新しいオイル。モービルとカストロールが選択肢にあったそうだがヴァナゴンの純正オイルはカストロールとのことで今回はカストロールを選択。下の方に欧州車に最適てなことが書かれているのだが、製造された国によってオイルの性質も変える必要があるのかと不思議に思った。
右に写っているのはエンジンに溜まっている古いオイルを吸い上げる道具である。使い方はポンプを手動でシュコシュコしてオイルを吸い上げる。機械式の製品もアマゾンには売っていたらしいが、耐久性が低く壊れやすいというコメントがあったため、仕組みがシンプルな手動式をチョイスしたのだそうだ。
ヴァナゴンのエンジンルーム。
最近の日本車(僕のスバル レヴォーグも含めて)はエンジンをカバーで覆っているため、ボンネットを開けた途端にエンジンがコンニチハする車は久々に見た気がする。
オイルのレベルゲージ(黄色)とオイルの給油口
レベルゲージを抜いてチューブを差し込む。
ポンプをシュコシュコしているところ
このポンプがけっこう重くてシュコシュコやるのもちょっとした労働であった。
また、後から気づいたのだが灯油のポンプのように初めに数回シュコシュコすればあとは勝手に抜けるものではなく、頻繁にシュコシュコしないと早く抜くことができなかった。
シュコシュコすること2時間。あたりは夕闇が迫ってきて寒くなってきていた。僕はダウンべストを着て行ったのだが、寒さに負けそうになってきた。
というところでオイル吸引終了。N君はエンジンには4リットルオイルが入っているだろうとの読みだったが。結局5リットルくらい入っていた。
オイルの給油口にジョウゴを差し込み給油。
廃油を近くのガソリンスタンドに持ち込んで引き取ってもらう。もちろん有料で540円だった。
作業開始からガソリンスタンドからN君の自宅まで戻るまでを考えると総計3時間くらいかかったと思う。ポンプのシュコシュコをまめにやればもう少し時間短縮できたかもしれない。今後の課題である。
僕はオイル交換はもっぱらディーラーでやってもらっている。当然お金はかかるものの点検も含めて1時間くらいで終わる。
趣味の一環としてDIY的に自分でやるのも、お金を払ってプロにお願いするのも人の価値観次第なのだが こういうことを自分でやるのも時には面白いと思った。
また、外で作業をする時は暖かい日を選んだほうが良いという教訓を得ることができた。
作業の後のお楽しみ
実はこっちの方が主目的ではないかと思うのだが、作業後にN君とN君の息子と三人で飯を食いに行った。
息子の要望が「串カツ 田中」だったが最寄り店はどこも予約でいっぱい。しかたなく、別の串かつ屋に行きました。「串カツ 田中」恐るべしである。
串かつ でんがな 溝の口店で、串かつ食べて、ビール飲んで楽しい夜だった。
ハムカツ、砂肝、牛カツ
牛もつ煮
小アジ、あとはなにか忘れた。
N君、また行きましょう。よろしく。