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アラフィフのオヤジが読んでくれる人が楽しめる映画、本、音楽などなどをボチボチ切り売りしていきます。

少し期待し過ぎたかなぁ:君の名は。

今回はまだ公開中の作品のためネタバレがあることを事前にお知らせしておきます。ご注意下さい。

 

君の名は。(2016年 日本)

 

スタッフ

監督 原作 脚本:新海誠

キャラクターデザイン:田中将賀

作画監督:安藤雅司

 

キャスト

立花瀧:神木隆之介

宮水三葉:上白石萌音

奥寺ミキ:長澤まさみ

宮水一葉:市原悦子

 

あらすじ

1000年ぶりという彗星の接近が1カ月後に迫ったある日、山深い田舎町に暮らす女子高生の宮水三葉は、自分が東京の男子高校生になった夢を見る。日頃から田舎の小さな町に窮屈し、都会に憧れを抱いていた三葉は、夢の中で都会を満喫する。一方、東京で暮らす男子高校生の立花瀧も、行ったこともない山奥の町で自分が女子高生になっている夢を見ていた。心と身体が入れ替わる現象が続き、互いの存在を知った瀧と三葉だったが、やがて彼らは意外な真実を知ることになる。

 

予告編

「君の名は。」予告

 

新海監督の作品は「秒速5センチメートル」を以前にDVDで鑑賞していました。

その程度のことで大きなことを言うなと思われる方もいるかもしれませんが、新海監督の真骨頂は「もどかしさ」です。

 

もう一つなにか行動を起こす、もう一歩核心に近づく、そうすれば主人公たち二人には劇的な出会い(「秒速5センチメートル」なら再会)ができたはずなのに…。

でも、これって青春時代に誰しも体験することですよね。

 「あの時、好きって言っておけば…」

 「どうして、もっと色々話さなかったんだろう」とかね。

だから、新海監督の作品って大人にとってはなんとなくノスタルジーを感じてしまうのではないでしょうか。

それが今回の大ヒットの秘密なのかもしれません。

 

期待しすぎたのはラストシーンです。

瀧や三葉たちの活躍により彗星の欠片による災害は最小限の被害で食い止められました。

 

ここまではご都合主義とは思いつつも僕の気持ちも乗っていました。

しかし、ラストです。この広い広い東京で二人がなんの伏線もなくばったり出会うなんてちょっと出来過ぎではないかと思うのです。

もちろん、最後は二人が再会することを僕も望んでいましたがストーリー展開に期待しすぎて肩透かしを食らったような気がします。

もう10分くらい尺とって再会するシーンに手を加えた方が最後感動すると思うんだけどなぁ。

かと言って僕にストーリーのアイデアがあるわけではありません。悪しからず。

 

とは言え、若いカップルがデートに見るにはいい映画です。

(映画館にはお年寄りの姿もちらほらありました。題名のせいですかね)