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アラフィフのオヤジが読んでくれる人が楽しめる映画、本、音楽などなどをボチボチ切り売りしていきます。

光陰矢の如し:E.T.

E.T.(1982年 アメリカ)

 

スタッフ

監督:スティーヴン・スピルバーグ

脚本:メリッサ・マシスン

製作:スティーヴン・スピルバーグ、キャスリーン・ケネディ

 

キャスト

エリオット:ヘンリー・トーマス

ガーティ:ドリュー・バリモア

キーズ:ピーター・コヨーテ

 

あらすじ(皆さんご存知ですよね?)

アメリカのとある森に、地球の植物を調査するため宇宙船が飛来する。人間たちの追跡が迫り、宇宙船は逃げるように飛び去りが、その際に1人の異星人が取り残されてしまう。森のそばに暮らす少年エリオットは、その異星人と出会い家にかくまう。兄と妹を巻き込み、E.T.と名づけた異星人と交流を深めていくエリオットたちだったが……。

(映画.comより)

 

予告編

映画 「E.T.」 劇場予告

 

40代以上の人なら憶えていると思いますが、日本でも大ヒットしてある種の社会現象にもなりましたよね。

僕も中学生の頃、映画の内容がまだよくわからないのに前売り券を買って観るのをすごく楽しみにしていたのを憶えています。

 

大学時代の友達の友達(映像関連の企業を志望していた)は「映画のお手本」と言ってビデオを何度も見返していました。

 

そんな懐かしい作品に関する僕の思い出をお話しします。

 

E.T.と宅配ピザ

小学校の国語の教科書に「ピザ・パイの歌」というお話がありピザに対して強い憧れを抱いていました。僕の子供の頃はピザはまだ一般的でなく、食パンにケチャップととろけるチーズを乗せてトースターで作るピザもどきがせいぜいでした(なんか涙出てきた)。

宅配ピザを注文するシーンがあり、アメリカには蕎麦やお寿司みたいにピザを配達してくれるサービスがあるのかと驚いたものです。

でも、これって母子家庭の主人公たちが食べるものがないのでデリバリーを頼んでいたと勝手に思い込んでいたのですが、見直したらお母さんもそのシーンに出ていました。ガウン着てなんだか上機嫌、う〜ん本当に勝手な思い込みでした。

 

E.T.とm&m's

主人公の家の納屋に忍び込んだE.T.をおびき寄せるためにチョコレートを使うのですが、これもずーっとm&m'sだと思い込んでいたのですがハーシーズだそうです。なんでそんな思い込みをしていたんだろうと思い、ちょっと調べてみました。すると、E.T.のノベライズではm&m'sと記述されているらしんですね。

映画見た後、ノベライズも読んでいるのでそっちの記憶の方が優先してしまったんですね、たぶん。

 

E.T.とハロウィン

E.T.を家から連れ出す作戦を決行した時がちょうどハロウィンなんです。

クリスマスはもちろんイースターは知っていたんですが、映画を見た時ハロウィンはあまり馴染みがありませんでした。

ここ十数年くらいで日本でも浸透し、今年は当日渋谷がホコ天になるほど派手に催されるようになってきました。

初めて街に出たE.T.がヨーダの扮装をした人に気をとられるのは印象的なシーンです。スピルバーグがルーカスと仲良しだったため実現したんでしょうね。

 

スピルバーグの名前を不動のものにした大傑作なわけですがこの映画以前はサメや宇宙人の映画は撮れても人間が描けないと評価されていましたが、本作では父親を失った(死んではいませんが)少年が異星人との交流と別れを通じてそれを克服していく様子を見事に描ききりました。

しかし、アカデミー賞を作品賞を得るのは11年後の「シンドラーのリスト」まで待たされるのでした。

 

しかし、ドリュー・バリモアも40かぁ