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便利で快適な生活の代償_マイクロプラスチックについて

見慣れぬティッシュペーパー

主夫として日頃から日用品の買い置きは必要である。

先日、ティッシュペーパーが無くなりそうなので晩ごはんの買い出しのときについでに買うことにした。

いつも通り普通のティッシュペーパーを手に取ろうとしたら、隣に紙の箱に入っていないティッシュペーパーが並んでいた。

新しもの好きだし、普通のティッシュペーパーより幾分安かったので試しに買ってみた。

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「使用後、外箱をつぶす手間がいらず、かさばらないので家庭で出るゴミを減らせます。」

落ち着いて考えてみた。

外箱をつぶすのはそんなに手間か?

30秒くらいでできるよな。

紙のゴミは減るけどビニールゴミは増えるよな。

たぶん紙で外箱を作るよりビニールで包装した方がコストを抑えられるということなんだろうな。

ナショナル・ジオグラフィックの記事

美しい写真がたくさん掲載されているのが好きで、ナショナル・ジオグラフィックのサイトを時々見ている。 通常は動物写真がある記事を中心に読むのだが、最近こういう記事を読んだ。

「忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実」

主に海洋を汚染するマイクロプラスチックについて研究している東京農工大の先生へのインタビューをまとめたものでる。

ちょっと長いけど是非読んでみてほしい。

テレビなどで自然環境では分解されないプラスチックゴミを鳥や海棲哺乳類が誤って食べて死んでしまうというニュースを見たことがある。 悲しい事故だと思っていた。

しかし、この記事にあるような微細なプラスチックがこんなに大量に地球上に存在していたとは知らなかった。

自然環境を汚染するとその影響はいつかは人間に帰ってくる。 学校で習った公害の話で僕たちはよく知っている。

ただ、汚染していたことに気づくのはなにかしら動物に影響が出たときである。 水俣の踊る猫のように。

プラスチックに囲まれた生活から脱却できるか

スーパーでもコンビニでもどこでも売られているものは必ずといってよいほどプラスチックやビニールが使われてる。

当然ながら家の中もプラスチックだらけである。

今更、プラスチックやビニールのない生活は成り立たないだろう。

削減した方がよいに決まっているが、レジ袋だけを目の敵にするのも無理がある。

プラスチック製品を駆逐する方にエネルギーやお金を使うより、その機能を継承することができる、記事中に記載のあった植物由来のプラスチックが早く一般的に使われるようになることを願う。


とはいえ、エコバッグ使ってみるかな。