ベルーシの事実上の遺作にして最高傑作:ブルース・ブラザーズ
ブルースブラザーズ(1980年 アメリカ)
スタッフ
監督:ジョン・ランディス
脚本:ダン・エイクロイド、ジョン・ランディス
キャスト
ジョン・べルーシ、ダン・エイクロイド、ジェームズ・ブラウン、
キャブ・キャロウェイ、レイ・チャールズ、キャリー・フィッシャー、
アレサ・フランクリン
あらすじ
黒い帽子にサングラス、黒いネクタイと黒いスーツのブルース兄弟のバンド結成と彼らを追うパトカー群、謎の女などの破天荒な行動を描くミュージカル・コメディ。
イリノイ州、刑務所から出獄したジェイク(ジョン・ベルーシ)は孤児院で弟のように共に暮らしてきたエルウッド(ダン・エイクロイド)の迎えを受けた。共に帽子からサングラス、ネクタイ、スーツ全てを黒に統一した異様な服装だ。早速孤児院に行った2人は、母親代りともいえるシスターに会うが、彼女から資金難で税金が払えず、すぐにも5000ドルが必要だということを聞く。困った2人は、以前仲間と作っていたリズム・アンド・ブルース・バンドというグループを再結成し、コンサートでまっとうな金を稼ごうと考える。
(以上、映画.comより)
予告編がなかったのでレイチャールズとの共演シーン
The Blues Brothers (4/9) Movie CLIP - Shake A Tail Feather (1980) HD
少し疲れた時に元気を与えてくれるミュージカルコメディ。
サタディナイトライブで人気を博していたジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの二人が作り上げた傑作です。特にジョン・ベルーシはこの後2作品に出演した後、薬物の過剰摂取のため33歳の若さで亡くなってしまいます。
ブルースブラザーズ以後の2作品は僕的にはあんまり面白くないので、ジョン・ベルーシにとってこの作品が最高にして最後の作品だと思っています。
コメディ、ミュージカル、カーアクション、三つの要素が渾然一体となって溶け合い化学反応を起こして絶妙の面白さを実現しています。
二人と孤児院長の修道女ペンギンとの掛け合いなんかは何回見ても今でも笑ってしまいますし、レイ・チャールズ、ジェームス・ブラウン、アレサ・フランクリンという豪華ゲストと繰り広げるミュージカルシーンは全く圧巻だし、そしてコメディ映画としては過剰なほどのカーアクションシーンが終盤にこれでもかというほどぶっこまれています。
(多分、コメディ映画史上最も多くのパトカーを壊した映画でしょう)
僕にとって非常に影響が強く、その頃中学生の僕はYMOにどっぷりはまっていたのですが、この映画を見たことによって音楽の幅がグイッっと広げられました。
そんなに詳しくはないですがR&Bやソウルミュージックから果てはクラシックまで色々なジャンルの音楽を拘りなく聞くスタイルはこの頃に形成されたように思います。
また、僕の笑いのセンスは本作とトムとジェリーが基本だと思っています。
最近は地上波で放映されることも無くなりましたのでぜひDVDでご覧になってみてください。
なお、サントラも必聴ですので迷わずご購入ください。