ジョン・ウィック キアヌによるキアヌのための映画
ジョン・ウィック (2014年 アメリカ)
スタッフ
監督 チャド・スタエルスキ
製作総指揮 キアヌ・リーブス
キャスト
ジョン・ウィック:キアヌ・リーブス
ヴィゴ・タラソフ:ミカエル・ニクビスト
ヨセフ・タラソフ:アルフィー・アレン
マーカス:ウィレム・デフォー
あらすじ
愛する女性ヘレンとの出会いをきっかけに、裏社会から足を洗った殺し屋ジョン・ウィック。しかし、ヘレンは病に倒れて帰らぬ人となってしまい、ジョンは悲しみに暮れる。そんなジョンのもとに、ヘレンが生前に用意していたデイジーと いう名の一匹の子犬が届けられる。亡き妻の思いが託されたデイジーとの生活で再び心に平穏を取り戻していくジョンだったが…
不思議な俳優 キアヌ・リーブス
キアヌ・リーブスは不思議な俳優である。イメージとしては優男なのになぜかエポックメイキングなアクション作品に3本も出ている。(ハートブルーも捨てがたいが)
1本目は「スピード」。アクション自体は新味はないものの題名とおりのスピーディーな展開は大ヒットの要因となった。パート2にはなぜかキアヌではなくサンドラ・ブロックが主演した。
2本目はご存知「マトリックス」シリーズ。初めて観たときはその映像とアクションに度肝を抜かれた。骨組みとなるアクションのエッセンスは以前から香港映画などのワイヤアクションから引用しているものの、SFXとの組み合わせで見 たことのない映像を実現していた。その後のアクション作品で影響を受けなかったものはないのではないかと思われる(そんなに観てないけど)。
3本目が本作である。一度観ていただければすぐにわかっていただけると思うのだが、ダンスのシークエンスのようなガンアクション。「マトリックス」とは違い、ワイアアクションやSFXをあまり使わずに(目立たないように)アクショ ンを成立させている。
サニー千葉ファン
本作のウィキペディアの記事にもあるとおり、本人はサニー千葉(真一)の大ファンであるようでアクションは嫌いじゃない。だからこそこういう作品に参画できるのであろう。
クリスマス(あるいは本人の誕生日?)に一人ぼっちでケーキを食べているところがパパラッチされたりして天然俳優なキアヌですがアクション映画とは不思議な縁があるものである。
考えるな、観ろ!
そんな話はおいといて、なんとなくヒマで1時間半くらい時間を潰したいなと思ったら、何も考えずに本作をみることお勧めします。 本当にあっという間に時間が過ぎて楽しい気分にさせられます。(犬好きの人にはちょっとだけショッキングなシーンがありますが) しかし、この作品中ジョンはいったい何人殺しているんだろう・・・?