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睡眠時無呼吸症候群の検査レポートをお送りします!

睡眠時無呼吸症候群の検査を受けて来ました。その実情をレポートします。

あくまで個人の感想です。 同症候群の疑いがある方はちゃんと専門の医師に受診してくださいね。

眠い・・・、耐えられない眠気、仕事をしながら車を運転しながら本を読みながら、猛烈な眠気に襲われてしまう。

きっかけ いびき~息が止まる

「すごくイビキをかいていて、時々息が止まってる」 いつも隣で寝ている嫁さんによく言われました。

あまり気にしていなかったんですが、ここ数年昼間に耐えられないような眠気に襲われることが多くなり、これは噂の睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome=SAS)なのではないかと疑うようになりました。

グーグル先生にいろいろ聞いてみると、イビキ以外にも日中の強い眠気、朝起きたときの倦怠感、集中力の低下など症状がたくさん載ってました。該当するものもそうでないものもあるのですが、昼間の猛烈な眠気には確実に該当していました。この眠気に襲われると仕事中でも眠ってしまいそうになるほどだったのです。

とはいえ、SASって何科で診てもらえばよいかよくわかりません。内科? 耳鼻咽喉科?。いきなり大きな病院に行くのも気が引けるし、治療のファーストステップで悩んでいました。 そんな時たまたま親戚の集まりがあり嫁さんのお姉さんと話していると、最近出来た近所のクリニックでSASの専門家がいるとの情報を得ました。お姉さんは看護師で地域の病院情報に詳しかったのです。まったく「灯台下暗し」ですね。とっととお姉さんに相談すればよかった。

簡易検査 意外に簡単

そんなわけで、歩いて10分程のところにあるクリニックの門を叩きました。 女性の院長先生に診察してもらったのですが、実際には上述の症状を話しただけで即自宅で出来る簡易検査をしましょうということになりました。

簡易検査は検査機器を業者からレンタルして自宅で機器を装着し二晩睡眠中に、データをとるというものです。費用はだいたい5千円ほどでした。

簡易というだけあって本当に簡単なものでした。顔にいろいろくっつけるので眠れるかなとも思いましたが、まったく気にすることもなく熟睡し無事簡易検査終了。 機器を業者に返送し検査結果をクリニックに聴きに行きました。

f:id:kiriurinet:20180212162345j:plain 手首ににつけた検査機器

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顔面の検査機器(犯罪者ではありません、念のため)

検査結果 結果はグレー

簡易検査は一晩のうちにどれだけSASの症状が出るかをみています。その数が30回以上だと経鼻的持続陽圧呼吸療法(Continuous Positive Airway Pressure=CPAP(シーパップ))が保険適用されます。

僕の結果は1日目が十数回、2日目が29回という微妙なものでした。このままではCPAPを使った療法ができないことから、大きな病院での一晩入院して行う精密検査を受けるよう薦められ、それを受けることになりました。(この時の検査結果は紙でもらっていないので細かな数値は覚えていません)

幸いにして僕は生まれてこのかた大病や大怪我をしたことがなく入院という経験がありませんでした。検査とはいえ入院するのはちょっと緊張する出来事です。また、費用も3万円近くかかるのも家計に痛いところです。

大病院での診療 待ち時間は我慢のとき

いや~、待たされた、待たされた。 丁寧に診療しているのだろうけど、大きな病院というのはほんとうに時間がかかりますね。 初診だったから手続きも多いし。待合室で小一時間ほど待機しました。SASの専門科ではないですが、ちょっと太った人多かったように思います。

それはさておき、今度は男の先生が簡易検査結果を見て、即検査入院へGOサインがでました。実際に先生が診たのは、風邪をひいた時によくやる喉を見るということだけでした。 SASは医師が体をみてどうこうより検査結果で数値をみて判断するという、ある意味わかりやすい病気のようです。素人の印象です。

病院のベッドのスケジュールが全然空いていないため、検査は2ヵ月後になりました。

検査入院 寝られるのか

当日(2018年1月初旬の金曜日)は仕事を休んで心の準備をしました。先述のとおり入院は初めてなので時間が迫ってくるごとになんだか緊張してきます。 入院の説明をしてくれた看護師さんによると検査装置を頭にベタベタ貼るため検査後の朝のシャワーは必須とのことでシャンプーやボディソープを持ってくるように言われました。でも、病院までは歩いて10分ほどだし、早朝に病院を出るので問題ないだろうと判断してパジャマだけ持って行くことにしました。

午後6時に病院受付で入院手続きを行い、身長、体重、血圧を計ります。緊張しているせいか血圧が通常110~120くらいなのが140もあり2度測定しました。(弱い) 7時ごろに病室に案内され簡単な説明を受けて、しばし待機。ベッドの横にはケーブルの束がとぐろを巻いた検査装置とノートパソコンが鎮座していて嫌が上にも緊張が高まります。

7時半ごろに検査技師さんが部屋に来られ、ついに検査装置の装着開始。まず膝下に電極装着、つづいて顔、首、頭、胸、腹に次々と電極やセンサーが付けられていきます。上半身が段々動かしづらくなっていきます。う~ん、これで寝られるのだろうか。 結局、40分ほどかけて装着完了しました。なんだか操り人形になった気分です。

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網に入れられたみかんの気持ち

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スパゲッティー状態、でも寝る

あとは寝るのを待つだけです。部屋にはテレビも置いてありましたがそんな状態では見る気がせず、持参の本をパラパラ読んで過ごしました。

9時ごろ、本を読むのにも飽きてきたのでちょっと早いですが寝ることにしました。ナースコールで看護師さんを呼んで、検査装置をいったんパソコンから外してケーブルはそのままでトイレに行きます。そして就寝。寝返りをしてもいいとのことでしたので、意外に寝心地もよくあっという間に眠りに就いてしまいました。意外な自分の図太さに少々驚きを感じました(寝てましたが)。途中、1回だけトイレに起きて看護師さんのお世話になりました。

ぐっすり眠っていると「お早うございます」との検査技師さんの声で起床。時計をみると午前5時15分。普段起きなれない時間に起こされたためか7時間以上寝ているのにまだ眠い。検査は4時間以上モニタリングできればよいそうなので朝5時でも問題ないそう。体中に貼り付けられた電極を外して検査終了。もらったウエットティシュで体や頭についたクリームをふき取り着替えをしました。上述のとおり、シャワーを薦められましたがすぐ家に帰るので遠慮して帰宅しました。

次回は検査結果を受けて僕は果たしてCPAPをつけられるのでしょうか。 あんまり長くなりすぎたので今回はここまでにします。 次回を乞うご期待。